TOP > 第16回えんため大賞受賞作家インタビュー:久遠 侑
第16回えんため大賞受賞作家インタビュー
第16回エンターブレインえんため大賞
小説部門 優秀賞受賞
久遠 侑
『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』
(※『avec black』より改題)
●プロフィール
80年代末の生まれ。東京近郊在住。中学生の頃にライトノベルに出会い、文学作品と共に面白さと心の震えを求めて、深夜の自室で、放課後の教室で、読書生活を送り気がつけば自らが小説を書く側にまわっていた。

小説(orまんが)を書こうと思ったきっかけはなんですか?

なにか大きなきっかけや意識の飛躍があって書きたいという気持ちが急に芽生えたというよりも、本を読みつつ過ごしてきた十代の日々を通じて、少しずつ自分の中で「小説を書きたい」という気持ちが大きくなって次第に顕在化してきた、という感じです。

えんため大賞でデビューしたいと思われた理由を教えてください。
(ex.賞金が魅力的、出身作家が好きだったなど)

締切のタイミングと、好きな作品があったためです。

今回の受賞作のアピールポイントはどこですか?
また、執筆・応募にあたって気をつけたことがあれば教えてください。

個人的にはシチュエーションの作り方と言いたいところですが、編集者の方々のご感想を踏まえて客観的に考えるに、キャラクターなのだろうと思います。執筆にあたって気をつけたことは、奇抜な物語の型を使用するよりも、自分の描きたいイメージをテクストのレベルでいかに工夫して書くか、ということです。あとは出来る限り客観的批評的に推敲を重ねるように気をつけました。

受賞が決まったとき、また授賞式に出席したときのお気持ちを教えてください。

受賞が決まったときは、現実感があまりありませんでした。担当編集者さんとの打ち合わせ、授賞式を経て、次第に受賞させていただいたことを実感しました。授賞式では同時受賞の方々を始め、沢山の作家さん、原稿を読んで下さった編集者さんたちとお会いし言葉を交わすことが出来て、それがとても嬉しかったです。

将来、どういう作家になりたいと思っていますか?

自分のなかにある表現したいイメージを、上手く表現できるようになりたいです。今はとにかくコンスタントに文章を書き、技術的にもっと上手い書き手になりたいと思っています。

最後に、これから作家を目指す方へひと言アドバイスを!

書き上げた文章が読者に伝わるかどうか、お話を楽しんでもらえるかどうかを考える冷静さと、自分の中の根源的な書く理由、それらの狭間で上手くバランスを取って、あるいはその緊張関係のなかで、楽しんで小説を書いてください。