TOP > 第19回えんため大賞受賞作家インタビュー > 波口まにま(応募時PN:祈塩燈)
第19回えんため大賞受賞作家インタビュー
ライトノベル
ファミ通文庫部門
ライトノベル
ビーズログ文庫部門
ライトノベル
ビーズログ文庫アリス部門
第19回エンターブレインえんため大賞
ライトノベル ファミ通文庫部門 優秀賞受賞
波口まにま(応募時PN:祈塩燈)
『三国破譚 孔明になったけど仕えた劉備は美少女でゲスでニート志望だったの事』
(『三国破譚──外道劉備と偽孔明──』から改題)
●プロフィール
いくら寝ても寝足りない生き物。 塩辛いものも、甘いものも、どちらもおいしく頂けるタイプだが、どっちつかずな甘じょっぱい食べ物は少々苦手。将来の夢は、南の島で一日中、ぼーっと海を眺めながら過ごせる環境を手に入れること。

小説を書こうと思ったきっかけはなんですか?

 月並ですが、一読者として様々な小説を楽しませて頂いている内に、自分でも書いてみたいと思うようになったからです。

えんため大賞でデビューしたいと思われた理由を教えてください。
(ex.賞金が魅力的、出身作家が好きだったなど)

 大変失礼な話になってしまうのですが、正直に申し上げると、拙作の文字数がかなり多くなってしまったため、私が応募したいと思った時点で、条件を満たしているのがえんため大賞さんだったという理由が大きいです。
 ですが、他にも応募要項を満たしている賞がない訳ではなく、その中でえんため大賞さんに応募させて頂いたのは、歴代の受賞作品を拝読して、多様な作風を受け入れてくださる懐の深い賞だと、勝手ながら親近感を抱いていたから、というのもまた本当です。

今回の受賞作のアピールポイントはどこですか?
また、執筆・応募にあたって気をつけたことがあれば教えてください。

 受賞作はかの有名な三国志ありきの作品となりますが、一般的には聖人君子としてのイメージが流布している劉備玄徳が実は、『美少女でゲスでニート志望だった』というギャップと、それに付き合う孔明(偽)になってしまった主人公の波乱万丈ライフを楽しんで頂ければありがたいです。
 一見ふざけた作品に思われるかもしれませんが、執筆に当たっては、なるべく原作を尊重するという観点から、正史・演義を読み、嘘は最小限にするように努めました。
 もっとも、ライトノベルというジャンルの性質上、どうしても脚色しなければ成り立たない部分も多々ありましたので、原作のファンの皆様にはお叱りを受けてしまうかもしれませんが。
 なお、応募にあたっては、とにかく何度も応募要項を見直して、違反がないように気をつけました。

受賞が決まったとき、また授賞式に出席したときのお気持ちを教えてください。

 受賞が決まったときは、素直に嬉しかったです。授賞式にも、緊張しつつも、晴れやかな気持ちで参加させて頂きました。その授賞式では、スピーチをさせて頂く栄誉に俗したのですが、口下手なくせに調子に乗ってウケを狙いにいった結果ダダ滑りし、場を盛り下げてしまったことを、大変申し訳なく思っております。でも、楽しかったです。私もゲスなのかもしれません。

将来、どういう作家になりたいと思っていますか?

 こうして受賞させて頂いた以上は、たくさんの方に作品を読んで頂けるような作家になることが夢です。
 ですが、当面の目標と致しましては、読者の皆様が払ってくださった対価に見合う程の満足を与えられる作品を書ける作家になりたいです。『波口まにまの作品を買ってよかった』と思って頂けるような作家と申しますか。

最後に、これから作家を目指す方へひと言アドバイスを!

 自分はアドバイスをできるような立場の人間ではないので何を申し上げて良いのか困ってしまうのですが、とにかく応募しなければ受賞もないことは確かだと思いますので、たくさん書いて、たくさん作品を発表していくしかないかと思います。これから作家を目指す方へ、というよりは、私自身への戒めのような話ですが。